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執筆者の写真Satoshi Ikeno

Mindfulness in UCLA

更新日:2018年4月23日


2012年にUCLA Mindful Awareness Research Center (MARC) に入り浸って以来、多くの方の支援によって6年ぶりに戻らせていただいた。久しぶりという感覚はない。2012年に戻った時は、それこそLAに住むのは13年ぶりだったので感慨ひとしおだった。その時は、全てのシステムが変わっていて、まさに浦島太郎状態。それもそのはず、博士課程の時は、まだまだ電子化されておらず、論文も図書館に行ってえっちらおっちらコピーをとっていたのだから。2012年、久しぶりにResearch Libraryに出向くと、1階のリファレンスがなくなり、ソファーが並ぶロビーになっていた。そうか、学生たちはもうコピーなど必要ないのだ。時間の流れを痛感したものだった。

今回は6年ぶりでそれほど感慨深くもなく、システムもほとんど変わっていないだろうと思いきや、これまた進化していた。メールシステム、ログイン方法、データベース検索、そしてオフキャンパスからのネットワークなど、あらゆる仕組が変わっていた。セキュリティ向上が主な理由だが、基本的には便利になっている。論文等の電子ファイル化は、凄まじく良くなっていた。ほとんどの論文はPDFで手に入るし、電子書籍もかなり充実してダウンロードが可能。まあこれだけ高い学費を払わされている学生からしたら、このレベルのサービスは当然、かもしれない。

MARCを中心にMindfulness InitiativeがUCLA内で立ち上がり、学部間の垣根をこえて実践されているのも驚きだった。2012年では、週に1回Hammer Museumで昼休みのフリーメディテーションが提供されていたが、今では週に4回、キャンパスの至る所で提供されるようになっていた。木曜日のHammerでは100人近い人々が集い、メディテーションにいそしむ。

これだけの仕組みを5年やそこらでどんどん広げていくエネルギーが素晴らしい。今日のOne day retreatにも80名ぐらいの人々が集まっていた。土曜日の1日をmindfulnessに費やす人の輪に、LAのオアシスを感じる。



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